■日々のひらめき2006年7〜8月
 ■2006/8/29 こみっく★トレジャー8
 すっかり夏の風物詩か、こみっく★トレジャー8に参加して参りました。当日ブースに立ち寄っていただいた皆様、どうもありがとうございました〜。

 …さて今回のトレジャー、参加するにあたって懸念が一つ。前回も書きましたが、夏コミあわせの新刊が、ほとんど残ってない。トレジャーに臨むには心もとない数、これが夏のメインなのに、大丈夫かな…。
 で、いざ始まってみると今回もサークル、一般ともに参加者が多い。いいねトレジャー、盛況だ(汗)。
 結果、夏の本は開始一時間持たずに完売。参った、今回は完全に刷る数読み間違いました。完売後に来てくださった方、もしいたらゴメンなさい。

 机の上に既刊しかなくなると、あとは余裕。残りの時間はブースに来てくれた方とお喋りしたり、またこちらから知り合いのブースに行ってお喋りしたり。途中お馴染のメイド隊のコーヒーを補給しながら、比較的ゆったりとイベントを楽しんだのでした。
 会場まわって目に付いたジャンルは…まあ大体夏コミの傾向に準じるわけですが。涼宮ハルヒを除くと、「キミキス」かな?コンシューマーのみのギャルゲーとしては、かなりの健闘ぶりでは。あとは「リリカルなのは」ですかね、これからさらに盛り上がりそうな気配。
 
 さて今回ブースに飾ったアイテムは、以下。
 コトブキヤのうたわれるものワンコインフィギュア一揃えと、ムックル代わりの白い虎。珍しくサークルの傾向に合わせてます。
 あと謎の宇宙人(?)のぬいぐるみ。こっちは全然傾向に合ってません、これはひどい。涼宮ハルヒも灼眼のシャナもウチは関係ないもんなあ。

 ―しかもこのムックル、ただの虎ではないのだ。
 トランスフォ〜ム
 …いや、だからどうしたと言われても困りますが。
 なんか上の写真と続けると、意味深な構図だなあ。

 イベント後は友人達と合流して、例によって色々とほっつき歩いたワケですが―まあその話はまたの機会にでも。
 何気にウチは、トレジャーは1回目からずっと出てるんですよね。順調に行けば来年には10回皆勤、狙ってみるかなあ。

 ■2006/8/21 コミケ明けにはトレジャーをどうぞ
 
 夏コミの余韻覚めやらぬ今日この頃ですが、関西では夏・冬ともにコミケ後に「こみっく★トレジャー」なるイベントがあるのですよ!(何を今さら)
 とゆーワケでウチも今年も参加しますよトレジャー。
 8月27日はインテックスで、夏の終わりを感じてシミジミしよう〜(同人誌即売会でシミジミすんなよ)。スペースはM‐17b、夏の新刊の関西売り分を持ってお待ちしてます。
 …ただここだけの話、新刊の取っておいた分てちょっとしかないので、ひょっとしたら最後まで持たないかも…。ウチがこんな事書くの、珍しいですが。

 秋、冬の活動予定については、トレジャーが終わってからでも…。
 あ、冬コミは当然申し込みましたよ。今回はオンラインで。いや便利だオンライン、今後はずっとこれかな。
 カットは左のように。これ、受かっちゃったらジャンル上大晦日の参加になるんですよね…。
 わざわざ大晦日に有明で美少女系同人誌を売る!いやなんかいいですな、酔狂な感じで。年末の事はまだ分からないけど、参加したいなあ。大晦日と言えば「PRIDE 男祭り」が定番イベントですが、こっちだって負けないくらいオトコ祭りだよ! オトコの中のオトコ達、出てこいやー! うわっ、出てきすぎ!みたいな。
 ジャンルはやはりLeaf。To Heart2の新作とやらに、期待したいです。 
 ■2006/8/16 コミックマーケット70
 夏の風物詩、「コミックマーケット70」に参加して参りました。当日ブースに立ち寄っていただいた皆様、どうもありがとうございました〜。
 
 …とゆーワケで今年もスペースをいただけた夏コミ。参加する前はヒイヒイ言うくせに、やはり参加できると嬉しいものです。
 今年は2日目は一時雨、3日目も朝方は曇り空で、気温があまり高くならなかったので助かりました。いや、我々ロートルには気温の問題はかなり重要なので。もちろん、雨や落雷の被害はけっこうでていたのであまり喜ぶと不謹慎ですが…。

 3日目サークル参加してみての印象ですが、今年は「涼宮ハルヒの憂鬱」という人気作があった分、イベント全体が活気付いてるように見えましたねえ。
 これだけ色んなジャンルのサークルさんが、一斉に同じ作品の本を出しているというのはここ数年でもあまり記憶にないんで、会場まわっているとちょっと壮観というか。バソゲー系の大手ジャンルが確立するより前―それこそセーラームーンやエヴァンゲリオンの頃を思い出しましたですよ。
 まあ、一般入場がフリーになった時間帯は結構早かったので、参加者の多さとかは分からないですが…。
 
 その熱気にあやかってか?(ジャンルは違っても、イベント全体の熱が及ぶという事はあると思うのですよ)ウチのブースの売り上げも順調で、2時過ぎには新刊のうたわれるもの本が完売し、既刊もほとんど残らないという(ウチとしては)かなりの健闘ぶり。いやホント、ありがたいことです。
 個人的に何が嬉しいって、ささやかな部数ではあるものの、うたわれるものの本で完売が出たという事。作品としてはあまり目立たなくても、確実にファンはいるのですな。うん。

 さて恒例の、今回ブースを飾ったトイは。


 MAX合金ゴーダンナー、ツインドライブ !
 いや、コレ電算機の持ち物じゃなかったんですが、一度実物を見てみたかったこともあって、友人にわざわざ持ってきてもらいました(←ヒデエ)。うむ、プロポーションもいいしよく可動するし、これはとてもいい物ですよ…。番組自体も結構好きで見てましたが、絵に描いたものよりカッコいいよ。最近の造形技術はスゲエな。
 あ、となりのポンデライオンは擬態獣の代理という事で。

 正直今回は体調もあまりよくなかったんで、会場入り直後はやや元気なかったんですが、現金なものでブースに人が来てくださるとだいぶ回復しますね。これだからイベント参加はやめられぬ〜。
 悔いが残るのは、カタログチェックが事前に全然できてなかったんで、自分で買いにまわる方がサッバリだったことか。ギギギ…。
 イベント後は東京の友人と合流して恒例の打ち上げ、調子にのって夜中まで飲み食いしておりましたよ。
 終りよければすべてよし。
 全体的に見て、参加してよかったと思うことが多かったんですが、体力的なものだけは、若い頃と同じ考えではいかんなと痛感した今年の夏コミでした。ベテランらしい老獪さを身に付けねば。むぅ。

 ■2006/8/11 夏、本番
 いよいよ、今日から夏コミですね。
 電算機は仕事で初日は行けませんが。毎年こうなんだよなー。たまにはフルで参加したいもんです。
 入稿はすませているので、この一週間は特に報告すべきこともなかったんですが。あいかわらず連日帰りが遅いとか録画したものが溜まりすぎて困るとか既刊を会場に送ろうと思ったら近場で唯一ペリカン便使えるコンビニが潰れていたとか。いい事ないんかい。

 そうそう、先日「時をかける少女」と「ゲド戦記」を連続で観てきましたよ。細田守監督の劇場用長編とジブリの最新作が同時期に公開されたら、ハシゴして観たくなるのが人情ってもんだよね!(そうか?)
 「時かけ」はさすがに評判になるだけあって、面白かったですよ。観る人を選ばない、まっとうな面白さというか(アニメではそういうの、割と難しいと思うのですよ)。
 ヒロインの言動を、終始好ましく見守れる映画です。ビバ、青春!
 作画にしろ人物の芝居にしろ、映画全体に明るくてちょっと緩い感じがあって、観ていて心地いいんですよね。リピーターが多いというのもうなずけるというもの。これを機に、細田監督が定期的にこういう映画を作れるようになるといいですな。
 …しかし実は、一緒に観た友人とメシ食いながら話のネタにしたのは圧倒的に「ゲド戦記」の方だったのはナイショだ。主に「あんな映画作ってたらダメだろう」という方向で。ある意味、久々に「語れる映画」だったのかも…。どうも評判が芳しくないようだったので、どっちかというと良いところ探そうという気持ちで観に行ったんだけど、あれはキビシイわ〜。
 とりあえず映画なんだからさ、描きたいことはちゃんと絵にしましょうと、言いたいですよ。

 さて、それじゃ今のうちから荷造りして…と。あいかわらず体力的な不安は感じつつも、今年も頑張っていこうと思います。参加する皆さま、3日目、会場でお会いしましょう〜。

 ■2006/8/3 戦いは、これで決まりさ
 えー、雑記も一週間以上空いてしまいましたが、その間は当然のように原稿やってました。その甲斐あって、先日無事に新刊を入稿。これで今年も無事に夏コミを迎えられそうですよ。きゃっほう。
 ただ、ここ一週間ほどは睡眠時間も平均5時間ぐらいで追い込みかけましたが、やはり予定していたページ数には届かず、その点は残念でしたよ…。まあね、実際に追い込みに入る前に予定してる枚数とこれまでのペースを比較すると、界王拳使って原稿スピード2倍とかしないとムリという感じだったので覚悟はしてたんですが。今さら悔んでも仕方ないか…。次はもう少し厚い本が出せるように。
 画像は、電算機の作業机の角…。ここんとこ机には原稿用紙と「うたわれるもの設定画集」と金糸雀のフィギュアしか乗せてなかった気がするなあと思い、終戦記念に一枚パシャリ。設定集は以前PC版買った時の特典だったものですが、今回も作画資料として重宝しました。持っててよかったPC版。ユージンのSRDX金糸雀はですね、結局買ってんじゃねえという感じなんですが(雑記5月18日分参照)、これが出来がよくてねえ。ポージングや小道具は言わずもがな、全体のラインや色使いのやわらかさもなかなかで、元のデザインと相まってファンシーな置き物のような趣きが。目の端にいれとくと和むので、購入後からずっと飾っておりましたさ。このフィギュアを機に人気アップだ金糸雀、もう不人気なんて呼ばせない!(それはどうかな)

 さて、あとは…夏コミ当日に向けて、ポップとかつくらなきゃいかんかなあ。
 ■2006/7/23 逃げ場なしネ
 
 とりあえず、新刊表紙ができたんでそれだけ入稿。
 これで、新刊は意地でも発行せねば…。

 ここんとこオフセットはカラーの表紙が多かったんですが、今回は久々にモノクロで。その方が内容に合ってる気がしたし、また本文が薄いので表紙だけ豪華にするのも、とか…。
 やっぱりすごい地味本になりそうです。この夏のテーマは「地味に」、だな。
 ららる〜、ららる〜。

 ところで原稿作成中のBGM代わりに「うたわれるもの」のネットラジオを聴いてたんですが、柚木涼香が事あるごとに炸裂させる小山力也へのラブコールがなんともおかしいですな。「素敵です」「結婚しましょう」なんてアニメの役よりもストレートだよ。小山氏タジタジで噛みまくるは声が裏返るわ。
 お二人ともラジオのパーソナリティは初めてということでやや間が悪いとこがあるものの、コンビとしてはなかなかいい味出してます。今後も楽しみにしよう、この番組。
 田中敦子に嫉妬する柚木涼香萌え〜。(萌えゆーな)

 …ところで今回の表紙。仕上げてから「コピー本の時の表紙のが良かったかな」とか思ってしまったのはナイショだ。難しい…。
 ■2006/7/19 予定を変更してお送りします
 えー、そろそろ夏コミの準備がどうなってるかお伝えできなきゃいかん時期なんですが。
 …すいません、以前書いたTo Heart2本の線はなくなりました。いや、色々考えて手も付けたりしたんですが、描いてみるとイマイチ気に入らないというよくあるパターンでして…。

 で、どうするかというとここしばらくの傾向に沿って、うたわれるもの本でいこうと思います。コミコミで出したコピー誌に新作を加えてオフセット化の方向で。できるだけ多量の新作部分を用意したいです。
 しかしカット通りの本を出さないのは今までもよくありましたが、To Heart2の島でうたわれ本というのは…。どうなんだ?まったくジャンル違いというワケじゃないですが、どれぐらいの人に見てもらえるかと考えると今からドキドキものです。まあ、今年の夏は地味に頑張る、という事で。

 とにかくここ2週ほどが勝負なんで、なんとか乗り切って当日を笑って迎えたいものです。
 入稿したら、例年通りコミケ前に映画でも見るぞ!と己を鼓舞したりして。…まあ、夏の映画は何を見ればいいのか、イマイチハッキリしないんですが。怖いものみたさで(失礼な)「ゲド戦記」でも、と思ってたんですが試写の感想とかチラと見るとホントに怖いものが出てきそうな予感も…。個人的には「ゲド」と「時をかける少女」のハシゴなんて面白いかなあとか思うんですが、この場合見る順番がまた重要かも。
 ■2006/7/14 帰ってきたうたわれ雑記
 しばらく間が空いたうたわれもの雑記ですが、別に飽きたとかそういうワケじゃありませんよ?
 単に関西地方では2週ほど特番等でアニメの放映がなかっただけのこと。おかげで12話のラストでカルラとトウカが橋の上でイチャイチャもとい斬り合ってから以降の展開がとても気になっていましたよ!
 遅れを取り戻す為か今週は13、14話を連続放映。クッチャケッチャを撃破していよいよシケリペチムとの最終決戦へ、合戦シーンの連続で燃えるぜ〜。
 
 …と思いきや、実はここ数回で一番印象に残っているのは、悩めるハクオロとそれを支えんとするエルルゥの、実に主人公&ヒロイン然とした言動だったりして。いやイイっスよこの二人。特にエルルゥは陰が薄い時は薄いけど、前に出る時はバッチリヒロインとしての立場を示してくれる。声優さんの演技もいいし、個人的には現時点でゲーム版を越える好感度ですよ。このまま最後までいってくれ。
 合戦シーンに関してはキャラは時々似てないが動きが面白い14話が出色、特にハクオロの危機に弾丸のように飛込んできて群がる敵をワンカットで次々斬り倒すトウカのカッコよさはなかなか。刀捌きの描写の細かさとか、もうね。
 毎回とは言わないが、時々でもああいうカットが拝めるなら、この先ますますこのアニメ楽しみにしちゃうよ?

 個人的にはゲーム版であった、エルルゥが敵将オリカカンに己の心情をぶつけるシーンがなかったのがちょっと残念だったかな。あのシーン、けっこう好きなんで。まあ、こういうこと言い出したらきりがないね。

 ■2006/7/9 「涼宮ハルヒ」の雑感
 …えとすいません、ここ数日ちょっと風邪ひいてました。
 すっかり夏だというのに仕事中ガタガタ震えたり出勤時のバスや電車のクーラーが死ぬほど辛かったりでエライ目にあいました。
 締め切り前じゃなかったのが不幸中の幸いってとこですか…ちょっと今月の残りは、気を付けて過ごさねばなりませんな。

 ところで、この春一番の話題作だった「涼宮ハルヒの憂鬱」が先日終了しました。まあこのアニメに関しては、電算機はあまり「良かった」「悪かった」とかは言いたくないのでややスルー気味なんですが、多少は書いておきたいこともあるのでそこだけ。
 滑り込みではありますがアニメ放映前に原作を読んだという事で、今回のアニメ化にあたって結果的に残念だったのは「原作を読んだ時に面白いと思ったエピソードがあまり映像化されなかった」という点に尽きます。好きなエピソードというと、まあ第1巻と4巻を別格とすると「笹の葉ラプソディ」とか「エンドレスエイト」とか「雪山症候群」とかになるんですが、要は1、4巻込みで「物語にSFっぽい仕掛けが施してある」ヤツが好きなんですな。
 電算機はSF者ではないので残念ながら「っぽい」ぐらいしか分からんのですが、原作で一番惹かれたのがそういう「あー昔こういうSFっぽい読み物よく読んだよ!」と感じさせる部分だったので、アニメは1巻のエピソード以外はどちらかと言うとキャラクター先行のストーリーで占められてたのが残念だった、と。で、正直申し上げて原作でもキャラ先行のストーリーはイマイチのが多いように思われるので、アニメでもやや「イマイチ」と感じる回があったかな、と。
 あ、もちろん主観ですよ?また、電算機が好きなエピソードってあまり映像化向きではない気もするし。

 まあ、だからどうだと言うわけではないんですが。ただ今年の夏コミとかはそれこそいーっぱいハルヒ本が出てるだろうけど、電算機としては「ハルヒのキャラと設定を使ってSF短編っぽいマンガ描いてみたぜー」みたいな本があったら読みたいなあとか、そのように思う次第。こういう事考えるのは少数派なんだろうか。
 そんなに言うなら自分で描けよ、とかいうツッコミはナシにしてね〜。


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