■日々のひらめき2005年1〜2月
 2005年2月27日
 家族の一人が体調を崩したので、夜中に急遽病院まで車を走らせることに。

 「一寸待て、今『天国と地獄』のDVD見てんだよ!三船敏郎が新幹線の窓越しに身代金を投げるシーンの途中なんだよ!こっからが、こっからが本番なのに!」

 とまあ取り込み中だったワケですが(どこがだよ)病気は待ってくれないって事で、スクランブルだ緊急出動ですよ。油断をするな。
 しかし夜中だってのに、病院に着いてみたら患者さんが一杯だったのでビックリ…。ウチのもそうだったんですが、どうもインフルエンザの方が多かったみたいですな。毎年この時期のはキツイと聞きますが、まさかこれ程とは…。患者さんも家族も大変ですが、お医者様も夜中までご苦労さまですよ、本当に。自分も気を付けよっと…。
 
 しかし幸い暇な時だったからいいものの、これが例えばイベントの前日でコピー本徹夜制作中に同じ様な事態になったら、電算機もさぞかしパニクってたでしょうなあ。待合室で原稿描いたりして。…いや、実際はこれ幸いと自分を納得させて、原稿放っぽり出しちゃうでしょうが!弱い奴。

 さて春コミに間に合うかはともかく、春に向けての新刊はベタですが「To Heart2」本で行く事にしました。あ、結局雑記には書かなかったけど、ちゃんと2月アタマには全キャラクリアしてるっスよ。

 
 
 ―るーこ本…か?

 いやいや、まだ分かりませんよ?
 2005年2月20日
 イベントあわせの本をやった直後って、しばらく脱力するよね?するよね?
 
 つーワケでこの一週間は、仕事だけしていたような感じ。週末も久々にフリーだったんで、梅田にブラリと買い物に行って、いつもの店でコーヒー啜りつつ文庫本をパラパラとめくって過ごしてみたり。
 うーん、なんつーかこういう週末が一番落ち着くなあ。我ながら安上がりなヤツだと思いますが。
 開いてた本はなぜかD.ハメットの「マルタの鷹」。ハードボイルドだど。
 小6か中一ぐらいの時、名作と聞いて読んで以来の再読ですが…。当時の感想は、「別に、普通なんちゃう?」という感じ。ところがコレが今読むと、素晴らしく面白いのであります。もともと、ストーリーの流れより人物造形とか文体とか独特の言いまわしなんかに真髄がある作品なんで、子供心には分からなかったのだなあ、と今更ながら。いや、単に電算機がボンクラだっただけかもしれませんが。
 ラスト二草あたりのセリフ回しとか、うーんと唸ってしまう。うぅ〜ん!
 …で、時々思うんだけど小説にしろ映画にしろマンガにしろ、子供の頃有名だからって手を付けてみてピンとこなかった作品でも、今見たらよく分かるというものが一杯あるんじゃないだろうか。当時の体験のまま、放ったらかしにしておくのはスゴク勿体無いんじゃなかろうか。
 そういったもの全部を読み返す時間はないにせよ、可能な限り色々掘り返してみたいもんです、少しずつ。
 ―実際には新作を追い掛けるだけでもイッパイなんだがな。時間って貴重だねえ。

 そうこう言ってるうちに次のイベントが決定。「春コミ」こと「コミケットスペシャル4」。こういう記念イベントみたいなのは大好きなんで、参加できるのは嬉しい。ただ、夜の部というのが問題。次の日は仕事だから、何時まで会場に居れるか…。ま、そういうスリルを含めて、当日はトコトン楽しみたいと思います。
 今から準備だと、新刊がキビシイが…。久々に、リーフ系の本を出したいところ。
 2005年2月14日
 「きょうはなんかのひか!?なんかのひなのか!?」
 
 …ちょっとした祭りの日だったような気がしないでもないが、我が身には何も起こらないので忘れることにする。
 
 さて、以前の予告通り参加してきましたよ、マリみてオンリーイベント「ひみつの薔薇園2」。
 今回は合同サークルでの参加ってことで、「時空特捜」の紅井雪秀さん、「泥の沼組」の田亜湖さんと連れ立って新大阪に開かれた乙女の園に突入。新刊もなんとか完成して、ほぼ万全の態勢で臨むことができました。

 で、いざ開幕してみると、その新刊も田亜湖さんの素晴らしい表紙の効果か―どんだけ素晴らしいかは時空特捜さんの同人情報を見よ―よいペースで出て、おまけに以前の本の再販分も完売、というなかなかの好調ぶり。
 これは参加して正解だった、と言える成果じゃないでしょうか。…実はちょっとだけ不安はあったんですよ、だって当日、会場まわってみても、やっぱりウチらぐらいネタばっかの本ってなかったんだもん。浮くんじゃないかな、とか。でも逆に、だからこそ参加してみたい、というのもあったりして。
 ま、結果オーライ、ってヤツですね。

 他には、参加者がその場で描いたカットやコメントを集まり次第刷って配る「リリアンかわら版」だの華やかなコスプレ(縦ロールの髪型ってリアルでやるとスゴイ破壊力…)だのといったオンリーイベントならではの趣向もイイ感じで、個人的には非常に有意義なイベントでありました。珍しく、女性の参加者にも本を買っていただけたし。コスプレしている方に、そのキャラがメインの本を手にとってもらうというのは、なんか妙に気恥ずかしいもんです(笑)。

 肝心の本の方は、相変わらず自分だけ空気が読めてないマンガ描いてるような気がしてアレなんですが…。他のお二人に申し訳ないとゆーか。…まあ、それが電算機の仕様だ、つーことでひとつ。(開き直るなよ)
 御二方とのブース内でのオタトークも楽しかったので、また機会があったらやりたいですな、こーゆーの。
 2005年2月9日
 ヤバイ。ここ数日風邪っぽかったのが、ここにきて完全に悪化。
 ノドが腫れて声が出ません…。って、字で書くと真実味がないな。
 原稿もまだできてないのに、どうするよ。

 で、手短に更新。今回こんなの描いてます↓


 …いやもう、次の巻が出る頃には妹ネタも使えなくなってるかもしれないんで今のうちに、とか。

 とか言って、来年の今頃になってもまだ決まってないという可能性だってありますがね…。おお、怖。頼んますよ、今野センセー!

 どうでもいいが、両手にバチを持って戦う新仮面ライダー、響鬼を見て
 「あれ、表稼業は太鼓屋、じゃないの?」
 とか素で思ってしまった電算機。仕事人かよ!
 つーかかなりオッサンなネタだな、これは。
 2005年2月1日
 今年の参加イベント一発目、「Comic Treasure5」でご来場くださった皆様、どうもありがとうございました〜。相変わらず一般参加の方も多く、賑やかなイベントでしたな。時期が時期だけに、ブースに座ってると足元が冷えちゃうのがちとツラかったですが…。嬉しいことに途中でカイロの差し入れがあったので、足元に入れて乗り切ったり。

 で、犬部プロデュースによる今回の飾り物↓

 「ガイガァ〜ン!!」(北村一輝の声で)

 「るー」

 ―いや、「ファイナルウォーズ」のガイガンカッコイイなあ。特に強化型。

 さてお次のイベントですが、以前書いたように2月13日のマリみてオンリーイベント「ひみつの薔薇園2」。時空特捜さん、泥の沼組さんとの合同参加であります。(代表は、時空特捜さん)
 合体サークル名は「オレと泥沼時空」!…なんか巻き込まれるとヤバそうなサークル名ですが気にしない。前に出したような合同コピー本を作ってく予定…。はい、もちろん今描いてますヨ。
 しかしこのイベント、スペースの半分ぐらいがコスプレ&お茶会スペースのようで。うーん、電算機のような輩がノコノコと出かけてっていい空間なのだろうか…。当日はブース内で猫被ってるのが一番?
 当然、ガイガンは持ち込めないよな。(当たり前だ)
 2005年1月26日
 先日「カンフーハッスル」を観に出かけたところ、夏公開予定の「姑獲鳥の夏」の予告が流れてちょっとビックリ。ホントに作ってたんだ、すっかり忘れてたよ…。
 これがまた、「『京極堂シリーズ』が映画化されたら、予告とかはこんな感じ?」なんて考えてた内容そのまんまの映像だったもんで(最もあの原作読んだら10人中9人は同じような画面を思い浮かべる気もしますが)、一本の映画の予告というよりただのネタ画像のように見えてしまうのがなんともはや。期待していいのかなあ…。
 個人的には配役のイメージがどうのというより「監督が実相時昭雄である」というのが最大の不安要素なのですが。最近邦画洋画問わず「原作が有名なミステリーの大作」ってあまり見ないような気がするので、これは頑張って欲しいんだけどなあ。やはりここは
市川崑に以下略。

 あ、「ハッスル」、結構面白かったですよ。やってる事の根っこは、「ゼブラーマン」だの、もっと言えば「仮面ノリダー」だのとあまり変わらないような気もしますが。だが、そこがいい!みたいな。
 チャウ・シンチーが自らのいい場面を、最後の最後だけに持ってきてるあたりが上手いなあ、とか思ったり。
 2005年1月22日
 〜〜…ただ今、CG回収率74%…
 「まだやってんの!」
 「やってますよ!」
 ―いやしかし、長いなあTo Heart2。そりゃ、気に入ったキャラのシナリオは長い方がうれしいってのもファン心理ではありますが、オールクリア目指すとなるとその長さがかなりの障害になるのも事実。進める楽しさより、ストレスが強くなったらやっぱ悲しいじゃないですか。その辺、上手いバランスを望みたいもんです。このゲームに限った話ではないですが。

 …さて、ゲームばっかしてないで、そろそろ原稿の方も色々動かしていかねばなりません。とりあえず1月30日の「Comic Treasure5」に続いて、2月のマリみてオンリー即売会に知人との合同サークルで参加することが確定。詳細はまた後日にアップします。
 いや、「オンリー即売会」自体にサークル参加するのが久々なもんで、なんか楽しみ…。マリみてのオンリーには一般参加で2回ほど参加した事があるんですが、あの乙女の園だか漢の園だかわかんない、妖しくも怪しい独特のムードがたまりませんな。会場が新大阪センイシティーだってのがちょっと残念ですが。やっぱ去年みたく中之島公会堂がよかったな、リリアーンな感じで。(どんな感じだ)
 3月、4月も参加したいイベントがあるので、色々やりたいもんです。
 
「その為にはまず、ゲームをクリアせんとな!」
 …本末転倒だ。革命されろ。
 2005年1月10日
「隊長、ただ今To Heart2をマッタリプレイ中でありますよー」

 …なんかね、ネタバレってのも困るんであんまり情報いれないようにしてるんですが、ネットしてると「もう全部クリアした」とかいう人が多くて参りますよ。みんないつ、ゲームしてるんだ?とりあえず一周目は攻略とか考えず、好き勝手にプレイしてバッドエンドだった(この手のゲームをプレイする時の電算機のセオリー)ワケですが、その時点でプレイ時間は10時間くらい。一週間でこれくらい進められたら自分としては頑張った方なんですが。やはりオレは遅いのか…。

「や、や、そこはそれ」

 ―でもまあ、ゲーム自体は結構イイ感じで、やってて楽しいですな。最初は、あまりに前作のTo Heartに忠実な作りなもんで「05年にもなってコレかー?」とか思ったりもしましたが、やってるウチに脳内が段々と桜色に(笑)。キャラクターのあっけらかんとした明るさが個人的には良いなあ、と。
 とりあえず委員ちょと由真をクリアして…あと、6シナリオぐらいあるのか?先は長いなあ…。
 全員無事クリアすることができたら、また感想なり書こうかと思いますが。正直、いつになるか自信ないかも。もう、流れに取り残される覚悟はしたので、先にクリアできる者はドンドンクリアするがいいわー。
 ―悔しくなんてないからな。ホントだからな。

「これで勝ったと思うなよぉ〜!!」

 で、最近興味あるのが、97、8年頃、PC版「To Heart」の熱心なユーザーだった方達にとって、このゲームってプレイしてどうなのかって事。結構、スンナリ面白がれてしまうんだろうか。電算機は当時のコアユーザーからはちょっとズレるんで、無性に知りたいんですよ、その辺。
 2005年1月3日
 アハッピーニューイヤー!あけましておめでとうございます!
 ―いや…電算機的にはあまりハッピーという気分でもないので、ちょっと言い直しておこう。
 ニューイヤー!あけました!

 …新年早々こんなネガティブで大丈夫なのか。

 冗談はこれくらいにして。
 まず、ちょっと遅くなりましたが、昨年末の冬コミ、ご来場いただいた方々、どうもありがとうございました。友人達の協力もあり、なんとか当日は新刊も出せて、トラブルなく運営できたようです。電算機は当日行けなかったので、冬コミレポができないのが何とも無念。来年こそは…。

 で、もうあっという間に今年も3日目ですよ。電算機は年末年始、大晦日まで仕事出てたり、K-1とPRIDEの特番をチャンネル変えながら同時に見たり、「やっぱり年末は曙の負けっぷりを見ないと年が越せんのう」とシミジミしてみたり(まだ2年目ですが)、犬部に買ってきてもらった冬コミの同人誌をモリモリ読んだり、友人達と「ゴジラファイナルウォーズ」を観に行って大いに盛り上がったり(あの映画は一人より大勢で観に行くほうが絶対いい。見た後盛り上がること請け合い。色んな意味で)、その後徹カラに突入して「舞-HIME」のOPが入ってなかったのに憤慨しつつ「浜辺のセクシーダイナマイト」を歌えて感激したりしながら過ごしておりました。あ、もちろん「To Heart2」もプレイ突入しましたですよ。なんか遊んでばっかですな。
 …ま、ほんとの事言えば、年末のハードスケジュールでクタクタだったんで寝てた時間が一番長かったワケですが。

 そんな正月も今日でおしまい、明日からはまたビシっといきます。去年はあまり本も出さなかったんで、今年はバリバリ描く予定。みなさま、今年もよろしければお付き合いくださいませ。

 さーて、まずは…年賀状でも書こうかな。(今からやるんかい)

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