■日々のひらめき2005年3〜4月
 2005年4月30日
 割と、取り留めのない話。
 何だかんだで、そのほとんどを劇場まで観に行ってる「平成仮面ライダー」の映画版。今年の「響鬼」はTV版がなかなかに面白いので映画の方も期待してたんだけど、なんと今年のは戦国時代を舞台にした時代モノになるとか。題して「映画仮面ライダー響鬼 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大決戦」(…アレ?)。
 今までの映画版も舞台設定が大胆なものが多かったが、今回のはさすがに驚いたというか…。単純に「TV版のキャラのご先祖様みたいなのが活躍するのか?」とか「ヒビキさんはやっぱり馬にも乗れなくて、女性騎手の後ろに便乗させてもらうのか?」とか、内容を想像するだけで楽しいんですが。何となく、昔あった「必殺仕事人」の現代版スペシャルを思い出すのう…。
 個人的に、「洋風」のものより「和風」のものの方にロマンを感じる性質なので(いや、トシとともにそうなったのかな…)、今回の映画は和風テイスト全開っぽくなりそうで大いに期待。9月公開という事は、具体的な情報はまだ先だろうから、それまでは色々妄想して楽しみたいと思います。
 …実はこの「妄想」してる時が、一番楽しいんだよねえ…。

 取り留めないついでにもう一つ、8代目仮面ライダーこと村上弘明氏主演によるNHK金曜時代劇「柳生十兵衛七番勝負」がここんとこ個人的にツボです。十兵衛が幕府転覆を企む一味をを追う、NHKでは珍しいチャンバラ主体の時代劇。タップリと間を取る殺陣シーンが非常によいのですよー。
 村上氏はやっぱ時代劇が似合うよなあ…。刀振らせてもなかなかのものだし。村上対伊吹吾郎、村上対千葉真一(なんと宮本武蔵役ですよ)といった個人的に興味深い対決なんかも見られ、久々に時代モノを堪能しております。

 「よぅ、みんな元気か?稽古の最中に息子の片目を潰したり、危ない事はするなよ。次回は、これだ!」

 …つーても、次回で最終回なんですけどね、このドラマ。全6回は短いなあ…。村上氏の十兵衛、これはこれで似合ってると思うので、今後定番化しないかなあ。
 
 2005年4月28日
 ああ…気が付けばもう10日以上も更新ナシか。何をやってんだオレは。

 とりあえず春の記念イベント第2弾、CレヴォFinalに参加して参りました。。当日ブースに立ち寄っていただいた皆様、どうもありがとうございました〜。
 えー、ぶっちゃけ当日のAM3:00ぐらいまで原稿やってたんで、ほとんど徹夜のような状態での参加でした。他の参加者の方々と話している時も、どっか頭がボーッとしてるような感じで、ハタから見ると少々言動が怪しかったのではないかとちと心配してみたり…。いや、怪しいのはいつもの事なのか。
 だから徹夜はヤメロと言ったのだ。次回からはもっと計画性を持って参加するように。人がそんなに便利になれるワケ、ないわ…。

 恒例の飾り物、今回は何故かキカイダーシリーズ大決戦の巻。

何か最近、ソフビ魂ばっかり…
こっから色々と位置をいじりまくり
最終的にはこんなレイアウトに
「ヲホホホホ!私とやるとゆーのつ!」


 今回で最後になるレヴォですが、電算機は99年秋ぐらいからボチボチと参加しておりました。参加しだした当初はウチもまだLeaf系サークルというワケではなく、コミケよりも落選が多かった記憶があります。
 正直、友人知人からは「会場の構造と人の多さで動き辛い」「本の売り買いのみに特化したようなムードがイヤだ」といった辛口の意見も多く聞いたイベントだったのですが(しかもこの指摘、大体合ってるとも思う)、電算機個人はあの広いとは言えない会場に毎回漲る異様な熱気は結構好きでした。あれはあれで、他のイベントでは味わえない非日常性だったと思います。
 今回のレヴォ当日も、ブースに座りながら参加者の犇めく様をいつものように眺めていたのですが、あの騒々しさもこれで最後と思うと、さすがに寂しく感じましたね…。
 恒例の「次回申し込み番号」が記載されていない、今回のサークル参加案内の封筒は、記念にずっと持っていたいと思います。さらば、レヴォ。

 あ、当日の出し物は、何とか間に合ったるーこ本の2冊目でした。夏まではこのまま行きたいと考えております。3冊目は、6月…に出せるといいなあ。ほとんど月間ペースですが。大丈夫かな。
 2005年4月15日
 とりあえずたった今、リニューアルされた「ドラえもん」の第一回放映分を見たワケだが。

 ―うん、一発目としては、なかなかよかったんじゃないでしょうか。演出のテンポがよく、普通に面白かった。そりゃね、いきなりあのドラのニューボイス聞いた時には、さすがにギョッとなりましたが。でも反面、全キャラにあれぐらいのインパクトを覚悟してもいたワケで、その点では他のキャラは結構手堅い声変わりのような印象。スネ夫なんて、なんかモノマネしてるみたいだもんな。
 ドラえもんの声も、聞いてるうちに慣れたし。これは友人との話でもよく出るんだけど、「ドラえもん」というのは数ある藤子マンガの中でも登場人物のキャラ付けが最も極端な作品なワケで、前までのキャストの役作りもあるイミベタベタだった印象がある。新キャストになったことで、あの過剰なベタさを消して番組がスッキリした印象になってくれればよいと思うんですが。これは音楽の面、演出の面も同様で、そういう意味でも個人的に今回は合格かと。
 しかしメインの5人はともかく、パパとママのあの若返りっぷりは読めなかった…。次からママは、のび太がピンチになったら仮面を着けてミサイル積んだバイクで駆けつけるように。(言ったモン勝ちネタ)

 なによりドラとのび太の掛け合いがなんか楽しくて、この点だけでも、リニューアルした甲斐はあるんじゃないか。ただ新しくなったというだけじゃなく、原作へのリスペクトもちゃんと感じられるし。
 これで、番組に活気が戻ってくれば、言う事なしだねえ…。出だしはすごく良かったのに、結局後が続かなかった平成版サイボーグ009とかみたいにならなければいいけど。とりあえず今後しばらくは、動向を見守りたいところ。
 いやぶっちゃけ、今回のリニューアルがキッカケで、番組にトドメが刺される可能性だってあるワケで。「ドラえもん」が終わったらやっぱり悲しいんで、頑張ってほしいもんです。
 やっぱ、藤子マンガ読んで育った世代だからねえ、自分らは。

 これ書いてる時点では、ネット等で他の方の意見とかは全く見てないんですが、世間的にはどうだったのかなあ…。 
 2005年4月13日
 4月16日公開の「映画クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃」」を観てまいりました。…日時的なものからも分かるように、試写会で。券があるという、友人の厚意に甘えさせてもらいました。
 
証拠品 今年はストラップがもらえた

 しかし何だ、マンガだと「試写会のお誘い」だの「チケットが2枚ある」だののシチュエーションて、異性からのアプローチと相場が決まってるというのに。何が悲しゅーていいトシしたヤローどもで、子供で一杯のABCホールまでクレしんの映画観に行かねばならんのか!?…いや、劇場版クレしんは好きなんでホイホイ付いて行ったんですけど。

 実は去年の「嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ」も同様のパターンで観たんだけど、劇場でクレしんを観るのって、観客の子供たちのストレートな反応がなかなかに楽しいのですよ。単純に、しんちゃんがおシリ出したり、下品なギャグやったりした所でドッとウケると、「あぁ、世の中平和だねぇ〜」としみじみ感じるというか。逆に、同じ様なギャグでも間が微妙だとやっぱり笑わなかったり、みさえやひろしのちょっとしたセリフや仕草なんかに笑いが出たりすると「へえ、結構分かるもんなんだなあー」なんて妙な感心をしたり。子供のいない電算機としては(独身なのにおったら問題)、なかなかに新鮮な体験なのでした。今回も、堪能しましたですよ〜。
 ―さすがに親子連ればかりの客席のド真ん中に陣を構える度胸はなかったので、会場の片隅でで立ち見という格好でしたが。

 で、肝心の映画の内容についてはねえ…。まあ、まだ公開前なんだし、今回はあえて感想、ネタバレはスルーってことにしときましょうか。ただ、監督がムトウユージ氏でネタが変身モノってことで、どうしても「UG☆アルティメットガール」を思い浮かべてしまう部分があったりなかったり…。色んなイミで。

 ―あ、この言い方だとひょっとして、あまり褒めてないことになるんだろーか!
 2005年4月9日
 う〜む、シンドイ。最近、職場の方がまた大変なことになっておりまして、連日午前さまに近い状況なんでタメ息つくことしきり。レヴォも近づいてきたんで、新しいネタをなんとか用意したいとこなんですが、原稿用紙に向かうのも体力いるのよね…。
 とりあえず次のレヴォでは、2月のマリみてオンリーでだした合同コピー誌「マリア様がFINAL WARS」をちょいと持ち込もうかと計画中です。あとは己の気力次第、と。

 で、そのコピー誌で電算機が描いたマンガ、由乃の妹ネタだったワケですが…(雑記2月9日分参照)。先日の原作新刊「妹オーディション」がああいう展開だったんで、マジ滑り込みのネタだったなあと胸を撫で下ろしたりして。由乃に限らず、今後は「○○の妹になるのは××」的なネタは使いにくくなるんだろうなあと思うと、ちと寂しいかも。
 それにしても新刊は面白かった!もともと電算機は由乃スキーだから―祥子サマに「物好き」とか言われちゃうアレですが―あのキャラのアバレっぷりが大いに楽しめるというだけでマル。加えて一つのイベントに絡めて複数のキャラのドラマが同時進行するお得意の作劇パターンが、久々にビシッと決まって二重マル。ここしばらくの中では、一番いい内容かも。まあ、いつにも増して「リリアンてヘンな学校だなあ」とツッコミいれたくなる内容でもありますがな!
 細かい事言うと、ここ2、3冊の傾向で気になるのが乃梨子の描き方。大分、変わってきたような…以前のクールさと比べると、丸くなったようなというか、弱くなったというか。ちょっと、とって付けたような感じがしないでもない描写なんだけど、個人的には今の方が親しみやすくていいので不問としたい。今回の裏MVPですな。

 しかし、ウチのサイトでマリみて話なんかして、見ている人のどれだけが分かるんだろーか(苦笑)。

 4月に入って春の新番組ラッシュも始まったんで、一応色々録ってはいるんだけど、現在の生活パターンだとなかなか消化しきれないのが困りモノですなあ…。
 2005年4月5日
 先日、生まれて初めて携帯ゲーム機なるものを買ってみたんですよ。
 機種は何かって、PSPですよ、PSP。略してプレイステーションポータブル。あ、逆か。

 でも、急に外でもゲームしたいほどのゲーマーになったワケではなくて、音とか画像をメモリースティックに入れて持ち出すのが主目的で。以前からやってはみたかったんだけど、ノートパソコンとかはちと嵩張るし重いし(コレ重要)、値段も張る。PSPならそのへん、大きさも価格も手ごろだから、用途は限定されるけどいいかなと思ったワケです。すでに買っている友人からも、それなりに使えると聞いていたし…。
 で、早速使ってみたんだけど。…うん、なかなかいい感じスねコレ。これで出勤のバスの中でアニソンとか聞いてもいいワケだ!(最低だ) 
 まあアニソンはともかく、仕事帰りで疲れてる時なんかに好きな音が近くにあるのは正直ありがたい。癒される〜。

 画像に関してはねえ…最初はネットで拾ったオモロ画像とかを友人との話のタネに持ち出せたらいいかとか考えてたんですが。フと気付いたんですよ、 これで、マンガって読めるのか? 
 クリスマスじゃないけれど、物は試しだやってみな、って事で早速マイ原稿のデータを入れてみる。

 ー何とか読めますよ!いや、写真じゃ分かりづらいですけど。
 これで、元本や刷った物を持ち出さなくても、ネームのチェックしたり人に見せたりとかが外でできるんじゃないだろうか…!いや、んな機会は滅多にない気がするけど。おまけにあんま意味ない気もするけど。ま、折角買ったんだし、ムリヤリでも使おうかという精神ですな。
 今度、チャレンジしてみっか!(やめとけって)

 …で、主目的からはずれたゲームの方は(何気にヒドイ言い草)、とりあえず個人的定番の「ヴァンパイア クロニクル」を買ってみました。携帯機で「ヴァンパイア」ができる日が来るとはなあ…。「ヴァンパイアハンター」モードでチョコチョコ遊んでます。「ハンター」前後の頃の格ゲーは、面白かったなあと当時を懐かしみつつ…。
 しかし外ではまだ一度も遊んでいないというワナ。携帯機でやるイミないじゃ〜ん!

 しばらくは、色々試しながら面白い使い方を探してみようかと思っております。値段分は使い切るぞとか思ってしまうのが、関西人のサガか。
 2005年3月28日
 期待の潜水艦映画(?)、「ローレライ」を観てまいりました。
 原作を読んだことのない電算機は、戦中を舞台にした潜水艦の映画というと「Uボート」ぐらいしか思いつかないのでどの程度まで戦記ものっぽいのか分かってないまま出かけたのですが、なんと舞台設定は戦中なれど半分空想特撮映画のノリだったのですな。ドイツの科学とか超能力美少女とかが出てくると、やはり話が一気にウサン臭く…。いや、そういうのも好きなんで全然オーケーなのですが。
 特殊潜水艦一隻で米国の艦隊を相手にするあたりは、ほとんど宇宙戦艦ヤマトみたいですよ?いや、主役艦が海中で動けなくなるシーンなんて、波動砲を撃ってその反動で脱出するのかとかマジで思ったよ!波動砲なんてついてないがな。
 いやマジメな話、全体の構成もカット割りや画作りなんかも上手くて、よくできた映画だと思いましたよ。ヘンな先入観もって観ると、逆にもったいないかも。ただ、劇中のカッコイイセリフやシーンの数々が、イマイチ軽いつーかありきたりな感じがしたのが、個人的にはマイナスってな感じでしょうか。ありきたりなシーンも作る側に「こういうモンだ!」という確信があればそれもB級的説得力を持つものだと思うんだけれども、AとBの間ぐらいの感じだからなあ…ま、この辺はホントに個人の好みの話ですけどね。
 
 それにしても、ヒットしてるとは聞いてたけど封切りから一月近く経ってるのにナビオTOHOプレックスのシアター1が満員と言っていい観客で埋まっていたのには驚いた。客層も老若男女幅広い感じだし、邦画に元気があるのはいい事だなあと、ちょっとニンマリ。
 とりたてて映画ファンというワケではないけど、やっぱり景気のいい話を聞くと嬉しいもんね、単純に。
 2005年3月22日
 「春コミ」ことコミケットスペシャル4に参加して参りました。
 ブースに立ち寄っていただいた皆様、どうもありがとうございました〜。

 準備してたTo Heart2のコピー本(いや、結局るーこ本だったんですが…)も何とか仕上がり、久々の上京を堪能してきましたですよ。
 今回は5年に1回のスペシャルイベントってことで、ウチもブース上でちょっとした企画を敢行。つーてもド定番のスピードくじですけどね。1等から末の賞まであって、当たりに応じて手製の缶バッジとウチの本のバックナンバーを何種かプレゼントさせていただく、という。
 しかしまあ、缶バッジ作りって初めて挑戦しましたけど結構難しいね!

このみ、るーこ、タマ姉の三種を こんな感じにして
 まあ、絵がズレちゃったりとかしたのもありましたが、そこはあくまで記念グッズってことで。いやむしろ、ズレてる方が記念になるっしょ!
 …ダメ?

 バックナンバーも飾ったら机の上はイッパイに。今回の飾り物はアクマイザー3とプリキュア3人組。宙明つながりだ!(ムリヤリ) 前後のキャラの組み合わせについてはあまり気にしない方向でひとつ。「オレと勝負だ」はちょっぴり不憫なキュアブラックを応援しています。

 春コミは2部制の開催で、ウチは2部の参加だから開始は夕方から。でも企画モノとかも見たかったので1部に一般で参加してみる。
 …うーん、ぶっちゃけ、即売会の方はかなりマッタリしてる?朝8時からだからなあ、参加者もまだ集まりきってないのか。上の階でやってる企画モノの方は楽しかったですが。展示、ステージありーの、ビデオ上映、講演会ありーの、射的、ミニ四駆、その他諸々ありーの…。入場した時間が遅かったんで、ゆっくり見れなかったのは残念でしたが。

 ―で、本番の第2部は、午後4時からスタート。開始30分ぐらいまでは「…こっちの部もマッタリかなあ」という感じだったんですが、そこを過ぎると、島中にもスゴイ人が!いや、どこにこれだけの人が隠れてたのか、と思うくらいに。
 今回は本を買ってもらってから、クジを引いて景品を選んでもらう工程があるため対応に結構時間がかかる。こっからは実際ブースに居てもかなりの忙しさで、対応が十分にできていたかどうかちと不安な面も。それでも、来てくださった方の一人一人と必ずいくらかの会話が発生するのは、かなり楽しかったです。
 おかげさまで、開始2時間ちょいで新刊の方は完売。これで一息…。
 で、自らも会場をまわってみる。この時点で外はもう暗く、館内には煌々と灯りが。その中を多くの参加者が動き回る様は、確かに一つの「お祭り」を感じさせるものでありました。続行中の企画の方から、時折歓声があがったりしてあちこちに局地的な盛り上がりが。
 …いや〜、面白かったっス。参加してよかった。

 午後9時、終了!9時半、撤収!外はもちろん真っ暗。しかし気分は妙にハイ…。これが「夜」の魔力ってもんか?
 プチ打ち上げ的にメシを食って、そのまま宿に戻ると、翌日は新幹線で出勤するのでありました。…いや〜さすがに東京から出勤するのは初めてだよ。ま、2度はないだろうスペシャルイベントだったんだし、こういうエンディングもいいでショ。
 
 爆発的な盛り上がりとはいかなかったものの、個人的にはいいイベントだったと思います。ただ、先にも書いた通り第1部の参加サークルさんは、物足りなく感じた方も少なくないんじゃないだろうか。
 あとやっぱ、一日参加となると体力も精神力も維持するのが大変でした(苦笑)。まあそういうの込みで楽しむイベントだったってことで。
 参加した皆様、お疲れ様でした〜。…あー、さすがに眠い。今日はもう寝ます。バタンキュー。
 2005年3月14日
 春コミに持ち込む本を箱に詰めるため、在庫をひっくり返してみる。
 本来、ウチの持ち込み量なんて高が知れているので、夏冬のコミケ以外では宅配便なんて使わないんだけど、今回はとある目的からうちの本のバックナンバー(一番古いのになると、もう5年近くも前のヤツ!)も持ってくためペリカンの力を借りる事にした訳だ。
 久々に、昔の己の本と、ご対面〜。

 …まあ、なんつーかね。「○○殺すにゃ××はいらぬ…」なんて言い回しもありますが。土方殺すにゃ雨の三日も降ればいいように、小橋建太を殺すにゃトレーニング器具を取り上げればいいように、同人作家殺すにゃ大昔のそいつの本突きつけてやればいいんじゃないですかね?ついでに耳元でその内容を声に出して読んでやる。これ最強。やられたら書置き残して半年は失踪するね。
 つまり、何が言いたいかというと―軽くヘコんだワケですよ、昔の自分の絵を見て。こいつ、こんなマンガ描いといて何年ものうのうと生きてきたのか、とか(言いすぎ)。まあそれは冗談としても、何年も寝かした昔の本って、今見るとツライよなー。まあ、大抵そんなの気にするのは本人のみなんで、一種の自意識過剰、なんでしょうが。でもねえ、ここ数年の活動をフと振り返って、自分って何にもできてないなあ、とか思っちゃうのは…ちょっと、ブルー入っちまいますよ、ホント。
 うーんブルー、マジブルー。あぁ、心に沁みるブル〜。

 てな気分で、朝方録画しておいた「仮面ライダー響鬼」を見てみる…。
 『鍛えてますから』『もっと鍛えろ』『鍛えまくりました』etc…
 う〜ん、相変わらずの爽やかマッチョイズム。だが、そこがいい。
 「…オレももうちょい、鍛えてみっかなー」
 ちょお単純。大丈夫ですかこの人!

 気を取り直して、雪の降る中をペリカン使えるコンビニまで原付を飛ばすのであった。
 気が付けばイベントは来週。今回も余裕ねえなあ。

 とりあえず、コピー本を出せる程度の原稿は溜まってきたので、春コミは準備中の本の先行版になりそうです。
 …できたら、オフセとして完成させたかったんですけどね。スンマセン。



 ―心のどこかで悲鳴があがったような気がするが、そこは華麗にスルー。
 あ、最近「響鬼」ネタが多いのは、もちろん好きだからですよ、ハイ。色々突っ込みどころも多いですが、そんなトコ含めて面白いですよね、あの番組。

 2005年3月6日
 春コミに同行してくれる予定の犬部と、当日の出しモノについて打ち合わせる為に一路梅田へ。やっぱ、「スペシャル」と付くイベントなんだから、普通に本を売る以外にもなにかやりたいもんで。

 「うィーっス」「うィーっス」
 「DX音撃棒セットって、売れてんのかねえ」(季節の話題をするように)
 「マージフォンの玄田声はイカスよなあ」(季節の話題をするように)

 …まあ、なんだ。ある意味こういうのって、「季節の話題」だからな、我々にとって。

 と、打ち合わせをやったのが先週の末。今週はそれを受けて、パーティーグッズの売り場などに必要な品を買いに出かける。
 まずは、梅田のキディランドへ―。あれ、なんか子供たちが一箇所に集まってるよ?気になってのぞいてみると、店のイベントで「幻星神ジャスティライザー」のライザーグレンが、子供たちと記念撮影しているじゃありませんか。 
 しかしまあ、イベント用スーツとは言えその姿、間近で見ると凄まじいパチモノ臭さだ…。さすがヒーローだけあって、司会のお姉さんの言葉に頷いたり決めポーズをとったりするのも実にソツないライザーグレン。そういうモノだと知りつつも、ソツがなさすぎてちょっと物足りないかも。今度「仮面ライダー響鬼がやってくる」的なイベントがあったら、是非響鬼さんは劇中のあのフレンドリーな態度でもって子供たちに接してほしいもんです。
 どうでもいいが、「響鬼」のエンディングって、毎回少年が響鬼さんをストーキングしてるみたいで怖いよね?よね?最新のバージョンなんて響鬼さん、最後に走って逃げちゃうし。

 さて、せっかく休日を使って買い物に出た以上、どれだけついでの買い物を効率よく済ませるかが勝負。考えなしにブラついてると、すぐに時間はなくなっちまうからな(と言いつつヒーローイベントのぞいてるワケだが)。パーティーグッズを物色した後は、衣類やDVDの買い物、CDのレンタル等を手早くこなし、喫茶店で文庫本めくって…。この工程が、頭で考えた通りの時間でいけるかどうか、これは電算機にとってひとつのミッションである。たいてい、時間通りにゃいかないのだが、今日は結構順調だった。これで春コミのカタログさえ手に入れれば。

 ―「コミケットスペシャルのカタログは売り切れました。次回の入荷は未定です」
 

 …ミッション達成率、70%ぐらい。ガッデム、梅田とらのあな。(店が悪いワケじゃないって)

 肝心の原稿の方はどうも、初描きのキャラが多いせいかあんま捗ってません。もうちょい、自然に描けるようになるといいんだけど。



 ―やはりるーこ本…か?
 
いやいやいや…?

 

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